初心者のための一眼レフ入門講座 3:写真要素分解「花火」と「多重露光」

前回:初心者のための一眼レフ入門講座 2:好きな水の流れを見せるためにシャッタースピードをいじる


初心者のための一眼レフ入門講座 3:写真要素分解「花火」と「多重露光」

様々な写真を要素分解しながら、撮りたい写真を撮るためのパラメーター(シャッタースピード/絞り/ISOなど)の作り方を学びましょう。

今回の写真は
Fireworks with Tokyo Rainbow Bridge 4K(レインボーブリッジと花火 4K)

Hanabi Fireworks with Tokyo Rainbow Bridge

Hanabi Fireworks with Tokyo Rainbow Bridge 4K(レインボーブリッジと花火 4K)


この写真の特徴は、美しく流れる花火の光とレインボーブリッジです。
前回講座の水と一緒で、構造物(動かないもの)は動いていないのに、花火は動いていることから、三脚などをつかって撮影していると考えられます。

さらに打ち上がっている花火が一つでは無い(黄色い目立つのと青い線のもの)ように感じられます。また、打ち上げ位置にある緑色の光も考えてみると打ち上がっている花火と全然別の色で、目の前の一瞬〜数秒を捉えたにしてはずいぶんと色々な情報が入っているように感じられます。

これは、シャッタースピードがかなり長い、かなり長時間露光していたんだと判断するのが妥当でしょう。

しかしちょっとまってください。花火の打ち上げ位置の近くにいる屋形船群、波と屋形船の動きに合わせて光が横に流れているもの、上下動いているもの、そうでないもの、いろいろあります。

単に長くシャッターを開けていたのなら、こんなに色々な動きが記録できるでしょうか。おそらく、全部の屋形船が軌跡としての光しか残らないでしょう。

※さらにいえば、花火数個/15−30秒ぐらいもシャッターを単に開けているだけだと、画面全体光で真っ白という可能性も高いです。

これはどういうからくりかというと、『多重露光』というテクニックです。

多重露光とはなんでしょうか。下記サイトにもあるように、ようするに写真を撮って重ねる事です。
花火で言うと、違う花火を重ね合わせて、ゴージャスな1枚の写真を作ることになります。

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多重露出でファンタジーテイスト!
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/girlscamera/tryandtry/20130610_602564.html
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デジタル一眼レフカメラだと機能として多重露光を持っているものも多いです。多重露光モードに設定していると、モード中撮った写真を全部重ねたものをアウトプットしてくれています。

つまり、今回の写真の要素分解の肝は、多重露光を使っていくつもの花火を1枚の画像に収めた、ということになります。