KDDIのMozilla Firefox OS搭載スマートフォンはハイエンド端末!?/発売への期待

来たる2014年10月5日、3331 Arts Chiyoda(アーツ千代田 3331)で開催された、「Mozilla Open Web Day in Tokyo 2014」に参加してきた。

Mozilla Open Web Day in Tokyo 2014 photo1

Mozilla Open Web Day in Tokyo 2014 photo1

MozillaとはブラウザのFirefoxの提供元である。Firefoxを入れずにMozillaで分かっちゃう人の集まりなので、当然ギーク系なイベント。
会自体はMakers的な作ってみました系のものが多数。
こーいうのを見て思うのだが、確かに自分で作れるようになったのは興奮すべき事だし自分で作るのは楽しいのだが、使い続ける(=運用する)に値する品質をだせるかというところまで視野に入らず、メーカーを不要論と煽る外野が多いのが残念。
もちろんグローバルに単一製品を提供することが必ずしも正しいわけではなく、(特にメーカー内の品質保証部と法務部による)過剰品質も多々あるのは間違えないので、
現実的には

  • メーカーレベルのサポート・品質がないといやな人、子供がいる環境で使うので完璧な品質を求める人質を求める人
  • ある程度自分できちんと使いこなすので、多少規格の解釈を緩く間引いてでも安く構造が分かるものが使いたい人
  • 全部自分で作る人

みたいな段階的多様性に落ち着くと考えている。

またMaker系イベント自身も作る楽しさ以降を示さず類似のが乱立している様な気がしており食傷気味。これは今後に期待。

 

そしてイベントの終了間際にKDDI auのFirefox OSへの取り組みについての発表。
事前の予想通り田中孝司社長(通称:田中プロ)による端末愛に溢れた田中節のビデオが(生で無いのが残念!)。

Mozilla Open Web Day in Tokyo 2014 photo2

Mozilla Open Web Day in Tokyo 2014 photo2

Mozilla Open Web Day in Tokyo 2014 photo5

Mozilla Open Web Day in Tokyo 2014 photo5

Mozilla Open Web Day in Tokyo photo4

Mozilla Open Web Day in Tokyo photo4

Mozilla Open Web Day in Tokyo 2014 photo3

Mozilla Open Web Day in Tokyo 2014 photo3

Firefox OSを無理矢理SamsungのGalaxyに入れてみて、展示しようとおもったのでSamsungに了解をとりにいったら、サムスンはTizenを推しているので非常にいやな顔をされたwといった話や、

売れ行きとか聞かれるんですが、分かるはずが無い、出してみないと分からない、出すことに意義がある!という一部上場企業の経営者に見えない相変わらずの田中プロで大変聞いてて面白い。

もちろん田中プロは経営で遊んでいると言うことは無く、むしろKDDIの考える企業ドメインにおいて確実に経営がされており、ドコモやソフトバンクと別の方向性で発展させており、適切な電波資源の獲得と運用でユーザーとしては圧倒的な使いやすさを享受している。
この田中プロと、このギークうけを狙ったキャラクターを支えている”チーム田中”といった社員の皆様の努力の賜である。

肝心の端末は全部モザイクwがかかっていて全く見えないのだが、非常にデザインに凝っているということで、一部噂にあるFirefox OS搭載スマートフォンはau design project “INFOBAR”のブランドラインになるのではという話が現実実をましてきた。

米国カリフォルニア州のマウンテンビューにあるMozilla Foundation本社に見せに言っている映像でも(ここでも端末はモザイク)、非常に反応が良い。

 

さて、こういった話から想定されるのは、KDDI auのFirefox OS搭載スマートフォンはおそらくハイエンド系の端末になると言うことである。
そうでなければ日本の消費者(特に今回想定されるギーク・アーリーアダプター)は満足しないし、デザインに費用をかける意義に欠けるからだ。

Firefox OS、これまでは新興国向けの廉価端末向けOSということで、非常にスペックの低い端末のみが発売されていた。
たとえば25ドルのZTE Open Cは3Gネットワークのみに対応、CPUはデュアルコアのQualcomm MSM8210 Snapdragon 200、480 x 800のディスプレイに
3メガピクセルのカメラといった具合。
これは必要十分で費用対効果は高いのだが、いくら新興国の若者と言ってもどーにもおもしろくない。なんせ身の回りはGalaxyやiPhoneといった煌びやかなハイエンド端末の広告で溢れているのだ。

GoogleはそこにAndroid one projectとして仕様をGoogleがパッケージ化し、(Gooleの補助金も入る?)100ドル端末を供給するプロジェクトを出してきた。
端末性能はインドのMicromax社のCanvas A1は、1.3GHzクアッドコアCPUのMediaTekのMT6582、4.5型ディスプレイに500万画素と200万画素のインカメラ、Androidは現状4.4だが将来的にAndroid Lに対応という具合。
Googleは2003年のAndorid誕生以降11年間の改善と機能強化を経たOSが完璧に動く端末を新興国向けとして100ドルでうち出してきたのだ。
(これがどのぐらいすごいのか。2年縛り/なんとなく契約を放置してる田舎の母親が持ってて使いにくいと言って相談に来るAndroid2.3とか4.0のスマホより高性能で使いやすいということだ)

となると現行のFirefox OSはターゲティングを変える、もしくは幅を広げる必要がある。ここでauデザインプロジェクトのインフォバー端末が出てきたとしたら非常に意味がある。ローエンドからハイエンドまで対応可能なFirefox OSの未来を提示することになるからだ。(さらに現状、実利用においてハイエンドとミドルエンド端末の違いはほぼない)。

 

さて、そもそもAndroid以外のOSがこの世の中に必要なのだろうか。そもそもiOSもWindows PhoneもBlackBerryもあるのに。しかも現在のブラウザ戦国自体においてGoogle Chrome,SafariといったWebkit系ブラウザが世の中を席巻し、FirefoxのGeckoエンジンに形見は狭くなっている中、Firefoxブラウザを基礎に置いたスマホ??一見すると無駄なように見える。

しかしオープン性という点ではFirefoxOSの存在意義が出てくる。
現在圧倒的なシェアをもつAndoridや他のOSは携帯電話キャリアや開発者がいじれるオープンなOSではないのだ。Androidはオープンじゃ無いの?という向きもあるだろうが、確かにオープンソースに立脚しオープン性は高いのだが、GoogleはAndroidのバージョン断片化対策とGoogleサービスの利用促進のために様々な認定プログラムや名称基準(守らないとAndroidと名乗れずマーケティング価値が落ちる)といった制約があり、現実的にはそんなにオープンに選択肢があるわけではない。

またあまりにGoogleサービスとの一体性が高く/切り離せなく、収益性のある部分は全部米国にもっていかれそうだという新興国の産業育成政策からくる難点もある。

つまり、スマートフォンユーザーは各国各自の地元で暮らし、電波は各地のキャリアが提供しているのに、なんだかんだサービス部分は全部Googleにもってかれる/Google提供のものを使わざるを得ないという問題がAndoridにはある。

そこをFirefox OSが高いオープン性で、各国事情、キャリアのサービスに応じてカスタマイズ可能であることを打ち出せば、存在意義はあるだろう。

 

12月に、Mozilla マニフェストに掲げたオープンさ、オープンソースへの高い理念とそれを高性能に実現するFirefox OSのソースコード、そのソフトウェアと高度な一貫性のある楽しいハードウェアを実現したFirefox OSのau design project “INFOBAR”の発売を期待したい。

田中プロ、クリスマスプレゼント待ってます+。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚

#担当されている社員さんは”Android au”キャンペーン時代の中心(クソ)端末IS01の担当でもあったとのこと。クソ端末といっても当時のAndoridとキャリアサービスの結合というのは非常に難しく、まぁ各社全部クソだったのでしかたない。が、IS01みたいにならないか懸念してしまうのも確かwwwがんばってほしい!応援してます!!!

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