Livescribeがモレスキンのドットシートを出した件でつらつらと

anoto_livescribe_note

Livescribe(ライブスクライブ社)がモレスキンのドットノートを発売したとのこと。自分はデジタルペンに関しては古参のユーザー、かつ、Livescribe3という現行のスマートペン発売時からのユーザーなので、なにか皆様の役に立てばと適当につらつらと。


Livescribeでモレスキンに書き込んだメモをリアルタイムにデジタル化
http://www.gizmodo.jp/2014/08/livescribe_1.html

Moleskine商品ページ
http://shop.moleskine.com/en-us/notebooks-journals/livescribe/

このLivescribeというのは、ドットノートという特殊なパターンをペン付属のカメラが読み取ることで、ノートへ書いたことをデジタル化する商品。
(つまりペンに書いてるつもりのボールペンはどうでも良い感じ。ただボールペンの長さがカメラの焦点距離を兼ねてるので、違うペンの芯を刺すとカメラが読み取れないのではあるが)
本質的にはアノトペン(Anote)という技術で、結構昔から各社が商品を発売。
http://www.anoto.com

自分にとっては、ソフトバンクがまだボーダフォンだったころ(日本テレコムからボーダフォンになったばかりだろうか)、Vodafone Global Standardとか言われて海外物の端末が相次いで発売された時に出た、Nokia 702NKあたりの付属品として輸入したNokia Digital Pen SU-1Bが初めてのアノトペン。

この頃から原理は変わらず、ペンのカメラで読み取られたものを接続はBluetoothで702NKに繋ぐか、充電用のレードルからUSBでPCアプリへと。
日本でまだBluetoothが普及してない頃で(日本人はヘッドセットで手ぶらで町中で電話しないため)、とにかく全てが珍しかった時代。

今ではアノト対応のドットノートならどのペンメーカーでも大体使えるけど、この当時はまだ各社独自のローカルな機能?のせいなのか、ノートの互換性が低かった覚えが。
Logitechから出ていたLogitech io Personal Digital Penは、書いた文字を自動でOCRして予定表に書き込んだり、メアドにメールしたりといったアグレッシブな機能があった代わりに、Nokiaのペンではノートが使えなかったような。。。

そんなこんなしてまぁ携帯いつまでも702NKにしておくわけにもいかずなんとなくペンを使わなくなって数年してから出たのが、Livescribe echo smartpen。
ペン自体にマイクとスピーカーがあって、ドットノートに印刷された電卓をペンのスピーカー経由で使えたり(1+1をペンで触って=押すとTwoってペンがしゃべる感じ)、録音コマンドを触るとペンが録音を開始して、会議のどのあたりで、ノートのどの部分を書いたりというのがわかったり(筆跡順と録音時刻がリンクしてる)と機能てんこ盛り。
でもちょっと電池持ちも悪くPCにリンクするのが面倒くさかったのでだんだん使わなく。。。
今日本で学研とかソースネクストが発売してるのは、このLivescribe echo penの派生機種のSky WiFiという機種になるはず。

そしでLivescribe3という現行モデルが発売。これはPCの周辺機器では無くて、Bluetoothを通じたiPhone/iPadの周辺機器として考えられた機種。
書いたそばからiPhone/iPadアプリに筆跡がコピーされすぐメールなどで送付できるので、現実的にかなりつかいやすくなった。
しかもアプリのバージョンアップも進み、EvernoteとマイクロソフトOneNoteへの同期もスムーズに。
なのでiPadとLivescribe3とドットノートだけを持って外出するということが多くなった。

3代アノトペンを使ってきたが、アノトテクノロジーとしてだいぶ昔からあったものの、昨今のスマートフォン時代が来て、利用シーンとしては初めて現実的になった感がある。

あと問題なのはノートの入手性。Amazonで買えるとはいえ、実態としては輸入品である。
下は最初に貼った写真で、今自分が持っているノートをMacbook Pro retina 15’の上に重ねてある。

anoto_livescribe_note

下から、A4グリッドノートA5ラインノート、参考までの6.44インチのXperia Z Ultra、そしてPaperBlanks Handtooled Mini Wrap Journal(日本では全く供給されてない)。

これを見ても分かるように、A4グリッドノートが異様に大きい。PCの事を昔A4サイズとかB5サイズとか言っていたのが思い出されるが、米国のA4ノートは周囲の部分が大きく、日本人の考えるA4ノートよりはだいぶ大きいのだ。

なので自分はA5サイズのを使っている。実感としてこれぐらいがiPadとの兼ね合いも良い。
Livescribe3 スマートペン、A5ノート、iPad、Canon 5D mark3、各種レンズというのが、一番機動力がありながら、いろいろ出先でどうにでもなるという安心感のある組み合わせだ。

デジタルペン/スマートペンと呼ばれてるカテゴリは、ウェアラブルよりもだいぶ早く民生用・商用3代目に達した感があり、今のスマホとの連携製品という形なら誰が買っても不満が無い商品に仕上がっているので、興味のある人は勢いよく買ってしまうことをお勧めする。

以下自分が実際に使っているLivescribe製品へのリンク。
Livescribe3本体はProを買ったのだが、Proは色違いでノートがついてくる程度の差で、ノートが好みじゃ無かったのでProじゃ無い方を選択。
A4ノートは重いので家用。A5ノートが外用。横罫(ライン)と方眼(グリッド)があるが、自分はグリッドが好み。これは完全な趣味。
ボールペン部は太めなので、それを考慮して選ぶと良いと思われる。
替芯は、前半にも書いたが、芯の長さがスマートペンのカメラとノートの焦点距離の維持をしているので、他社のは選べない。
正直細字にしたくていくつかのメーカーを試したが駄目だった。これはあきらめるしかない。