Macbook Air Retinaは10月16日のAppleイベントでは発表されないかも。でもそれは賢明な選択でもある。

米Re/Code(旧AllThings Digital)サイトが、Retinaディスプレイ搭載のMacbok Airは10月16日のイベントでは発表されないだろうと報道したとのこと。

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Retina搭載12インチの新MacBookはまだ発表されない?──re/code報道
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1410/14/news033.html

元の記事
Code/red: No Retina MacBook Air at Thursday Apple Event
http://recode.net/2014/10/13/codered-no-retina-macbook-air-at-thursday-apple-event/
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これは同業他社の状況から見ても、十分可能性の高い話だと考えられる。そしてこの状況下においてAppleにとって賢明な判断であるとも思う。

現在各社が発表している新型PCのCPU”Core M”は「Intel 第5世代Coreプロセッサー Broadwell」と呼ばれるもので、当然MacbookもIntelのCPU世代に歩調を揃えて新型を出すのが自然なリズムと考えられている。

しかしながら「Intel 第5世代Coreプロセッサー Broadwell」は予定よりもかなりリリースが遅れており、2015年の第二四半期程度には「Intel 第6世代Coreプロセッサー Skylake」のリリースが予定されており、こちらSkylakeの方はほぼ確実に遅れずリリース出来そうな具合となっている。

AppleのMacbookシリーズというのは単独PCシリーズとしては最大の生産数であり、当然CPUの調達数も多い。となると生産が上手くいっていなかった「Intel 第5世代Coreプロセッサー Broadwell」を採用したPCがパナソニック・富士通・Lenovo等から順当に発表/発売されているのをみると、Appleが本気で調達していたらこんなにスムーズに他社が製品出荷できるはず無いだろうというふうに考えることが出来る。


そしてAppleぐらいの調達数になればIntelに「Intel 第6世代Coreプロセッサー Skylake」の先行出荷を要求してもおかしくない。

つまり他社が「Intel 第5世代Coreプロセッサー Broadwell」搭載のPCで市場を戦う中で、Appleだけが「Intel 第6世代Coreプロセッサー Skylake」を搭載したMacを発表し席巻するというのを狙うことが出来るのだ。


そしてCPUの性能進化が世代毎に1〜2割程度(性能や電力などごっちゃにした感覚値として)のこの時代、かつOSが進化しても特に重くならない/むしろ動作が軽快になるこの時代に、各世代のCPU毎に必ず新製品を出すのはメーカーにとって大変な事である。

何故なら、売り文句になるほどの差が少ないのに、毎年最新じゃ無くなる在庫を抱える可能性に怯え続けなければいけないからだ。

としたらMacbook Airぐらいの商品力(これはPCメーカーの努力不足という寄りかWindows8の不人気も大きいが)なら、1世代飛ばし在庫を十分調整したあとで、圧倒的な進化を見せた新機種を売り出すという、上から目線の選択肢をとれる。


まとめると、
・「Intel 第5世代Coreプロセッサー Broadwell」Core M CPUの製造は不安定だったはずなのに、PC各社が割とスムーズな出荷をしていること
・「Intel 第6世代Coreプロセッサー Skylake」のリリースが近いこと
・AppleのMacbook Airが圧倒的商品力と現行十分な性能を維持していること

以上3点からいつか出るだろうとずーっと噂されている、「12インチMacbook Air Retina」は10月16日のイベントで発売されなかったとしてもAppleにとって十分妥当な話であると考えられる。

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