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Macbook Air Retinaがもしファンレスだったら買うのを待った方が良いと思う

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12インチ Macbook Air 2015の噂への疑念と期待
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ずーっと出る出るいって中々出ないMacbook Air Retina。

現行のMacbook Airは2010年のCore2Duo搭載でいかにも出先でちょっとしたことしか出来ませんみたいな性能だったときから基本的な筐体は変わっていない。アルミユニボディの設計が非常に良く出来ていることと、現代のCPUが世代を経ても熱くならないどころか、より省電力で熱くなりにくくなっていることを示している。

2003年頃のMac OS X v10.2 Jaguarとか言ってた時代のPowerBook G4 12インチなんて自分の熱でほっといても溶けて曲がるなんてのは日常茶飯事だったので、隔世の感がある。

さて、さすがにSurface pro3などWindows陣営も魅力的な機体を発売しており、AppleもMacbook AirのRetina化を図るだろうと言われている2014年。Intel Broadwell Technologyで作られる省電力の最新CPU Core MならファンレスPCも可能であるとリファレンスデザインで示されたことで、Macbook Air Retinaはより薄型高性能でファンレスのRetinaディスプレイ搭載機であると非常に高い期待を寄せられている。

しかしながら、自分はMacbook Air Retina 2015をファンレス機とするのはかなり無茶があり、もしそうだったら買うのを控えたいと思う。

ここでパナソニックのCore M世代搭載機Let’s Note RZ4が参考になる。
Let’s Note RZ4は世界最軽量の745gを達成したけれど、そんな軽量を目指す機種でもファンを搭載している。それはファンで実現しているのと同レベルの廃熱をファンレスで実現しようとするとヒートパイプがだいぶ必要になって重くなってしまうからだと述べられている。

つまり、さすがのCore M機もまともな利用だとファンによる廃熱が必要であると言うことなのだ。

さらにLet’s Note RZ4は10.1型WUXGA:1920×1200ドットなので特にRetina Displayではないが(この画面サイズ/解像度だとRetina化せずとも綺麗)、これが12インチのRetina DisplayとなったらRetinaの13インチMacbook Proと同じ2560×1600のディスプレイは搭載することが考えられ、となるとGPUが処理するデータ量がLet’s Note RZ4より格段に多いことになる。

そして、インテルがCore Mはファンレスが可能であると示したリファレンスモデルはタブレットPCであったのだが、Let’s Note RZ4もMacbook Airもなにかものを考え作るための『PC:パーソナルコンピュータ』であり、情報を消費する方向性に強いタブレットとは必要とされる性能が違うのだ。

CPUの発熱と放熱というのは物理の世界であり、いかにAppleといえどもパナソニックよりはるかに優れた設計・デザインを行い量産するというのは厳しい世界である。

なのでもし噂通りMacbook Air Retinaがファンレスで発売されたら、これは過去のPowerBook G4時代の悪い癖が出たかなと思って、自分はMacbook Pro 13インチか15インチにいこうかと思う。